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離婚後の戸籍と住民票について、確認しておきたいこと

Tags: 離婚, 戸籍, 住民票, 手続き, 準備

離婚後の戸籍と住民票について、確認しておきたいこと

離婚のことを考え始めると、これからどうなるのだろう、と不安に感じることがあるかもしれません。特に、これまで当たり前だった自分の名字や住所、それが役所の手続きでどう変わるのか、難しそうに思えるかもしれませんね。

戸籍や住民票は、私たちの身分やどこに住んでいるかを示す大切な情報です。離婚によって、これらがどうなるのか、確認しておきたい大切なポイントをまとめてみました。一つずつ、落ち着いて見ていきましょう。

戸籍はどうなるのでしょうか?

戸籍とは、その人がいつ生まれて、誰と結婚して、今は誰と同じ家族として登録されているか、といった情報が記録されている大切なものです。ご夫婦の場合、多くは夫を筆頭者とする戸籍に、妻として入っているかと思います。

離婚すると、夫婦は別々の戸籍になります。選択肢は主に二つあります。

  1. 結婚前の元の戸籍に戻る
    • ご自身が結婚する前にいた、ご両親などがいる戸籍に戻る方法です。
    • もし、ご両親の戸籍がすでになくなっている場合などは、この方法は選べないこともあります。
  2. 新しい戸籍を自分で作る
    • ご自身を筆頭者とする、新しい戸籍を一人で作る方法です。
    • 新しく作る戸籍の本籍地(その戸籍が保管される場所)を、自由に決めることができます。実家や、今住んでいる場所など、ご自身で選びます。

どちらの方法を選ぶかによって、手続きの書き方が少し変わります。離婚届を提出する際に、どちらにするか決めておく必要があります。

もし、結婚前の戸籍に戻っても、お子さん(未成年)は原則として夫の戸籍に残ります。お子さんを自分の戸籍に入れたい場合は、別途手続き(入籍届など)が必要になります。

住民票はどうなるのでしょうか?

住民票とは、今、どこに住んでいるか、という情報が記録されているものです。行政サービスを受けるために、とても大切な情報です。

離婚によって、すぐに住民票が変わるわけではありません。住民票の変更が必要になるのは、住所が変わる場合です。

住民票は「どこに住んでいるか」を示すもの、戸籍は「誰と家族になっているか」を示すもの、と考えると分かりやすいかもしれません。二つは連動していますが、手続きは別々に行う場合が多いです。

確認しておきたいことリスト

離婚後の戸籍と住民票について、準備を進める上で確認しておきたいことをリストにしてみました。プリントアウトして、一つずつチェックしてみてください。

これらの手続きは、役所の窓口で行うことがほとんどです。インターネットで調べるのが難しくても、役所に行けば担当の方が丁寧に教えてくれますので、安心してください。

焦らず、一つずつ整理しましょう

戸籍や住民票の手続きは、普段あまり馴染みがなく、難しく感じるかもしれません。でも、これはご自身のこれからを大切に守るための大切なステップです。

一人で全てを抱え込まず、不安なことは役所の窓口で尋ねるなど、周りの力を借りながら進めていきましょう。

この情報が、少しでもお役に立てれば幸いです。ご自身のペースで、一歩ずつ準備を進めていってくださいね。